内閣勧業博覧会見と茶臼山はどこ・あさと新次郎が昔を懐かしむ
朝ドラ「あさが来た」第150回放送では千代に女の子が生まれ、幸せの絶頂の白岡家です、ところが日の出女子大学校を悪く言われているようで怒り心頭のあさです
千代に無事女児が誕生して
平穏な日を過ごす白岡家です
新次郎の砂時計が気にかかりますが・・・
ある日なにげに新聞を読んでいたあさ
新聞に女子大生の悪口を見つけたあさは怒って新次郎に見せます
なになに?
新聞の小見出し「女子大生の堕落論」
梅に鶯(うぐいす)のごときものて
まるで女子大の事を堕落の温床みたいに書いてありますわ
もうみんなあないに頑張っているのに
新次郎が優しく慰めます
あさが怒ったかてしょうがないやあらへんやろ
そやけど悔しおます
へぇへぇ
あさの肩をなでておだてますが駄目なので
ホレホレよちよちと
まるであかちゃんをあやすように
あさの両方のほっぺをつまんでみます
呆れたあさは
もう子供やあらしまへん!
そやけどおおきに
お礼を言います
(新次郎に怒りをぶつけて少し気が鎮まりました)
今日は日の出の学生さん達どないしましたんや?
みんな内閣勧業博覧会見に行きました
ほら色電球キレイですやろ?
あっこの茶臼山(ちゃうすやま)なんかなぁちょっと前まで
キツネや狸(たぬき)もいてて寂しいとこやったのになぁ
思い出したようにあさが
あ~そない言うたら江戸の時分の夜は暗おましたなぁ
あさに頷く新次郎
旦那様がこう・・・こないして
ちょうちん照らしてくれはって
ハッハッハッハ嬉しそうに笑う新次郎
2人でなこないしてな、歩いてたなぁ
あ~懐かしいなぁ~
手で提灯を持つしぐさをします
へぇ
肩を抱かれたあさはすっかり怒りも収まり
新次郎によって穏やかに幸せに浸るのでした
内閣勧業博覧会見とは?
まだ大久保利通が内務卿をしていた時に富国強兵や殖産興行なとどスローガンのもと内政を一番として積極的に近代政策を推進しました
その時の勧業政策の一環が博覧会でした
第1回目に明治10年上野公園で開催されてから5年ごとに開催されるようになりました
第1回~3回目は東京の上野公園が会場でした
2回目には新築されたばかりのこんどる設計の博物館の本館が大人気でした
ガス灯が人気でした
第4回目が京都、第5回目は明治36年大阪で開催されて終了しました
あさと新次郎が話している内閣勧業博覧会見はおそらく第5回目の大阪で開催されている時の話をしているようです
おそらくこのころになるとガス灯でなく電球に変わったのでしょう
茶臼山は大阪の天王寺公園内にあります
普通の低いやまです
大阪なつの人では真田幸村が布陣したので有名です