加野炭坑売却は銀行業務を守るため?今後はどうなるの?
朝ドラ「あさが来た」ではあさの思いつきかと思っていた加野炭坑の売却ですが、榮三郎も反対していたようですが、どうやら政府に炭鉱は売却されたようです
よのの葬儀も終わってしばらく経った12月、かのは親類のもとに身を寄せる事になりました、長年仕えたかのが加野屋を後にしたのでした
かのさん無理したらあかんで~
へぇ
ほんにほんに!
史実でも加島屋は本当に炭鉱を売却しています
加野屋は順調に生産量を伸ばし、明治27年には56人だった労働者がわずか3年後の明治30年には268人もの労働者を抱えるほどになりました
明治32年、加島屋は潤野炭鉱を官営八幡製鉄所に売却しました
八幡製鉄所はこの頃、日清戦争の賠償金を使って建てられた近代的な建物でした
この売却により広岡浅子は投資した金額をはるか上回る利益を得たのでした
ドラマ「あさが来た」でのあさの思惑どおりに政府に恩を売り、遠隔地でも事業を整理するという正しい選択だったのでした
白岡家の婿養子に成ることを承諾した啓介は千代の婚約者となり、時間を作っては大阪へ足を運び
ました
加野銀行へも顔をだすようになりました
啓介が役員室に入ると弥七や祐作は興味深々で中を覗いていたりしています
啓介は帝国大学卒業後、大学院で2年学んでから結婚したいと考えていました
あさは啓介の申し出に
もちろんかまいまへん、その間にうちでどないして働くとか、住むとこやらうちらでいろいろ決めて行きまひょうなぁ
つかさず千代が
住むとこやったらお母ちゃんが決めはる事あらしまへんうちらで考えますさかい
そう言われて素直に
はいはい
そう答えるあさでした
はいはいであらへんよ
あさの後を追いかけていく千代
その後ろ姿をながめながらそっと新次郎が東柳啓介に耳打ちをします
薄々分って来てはるかもわかりまへんけど・・・
あの千代はあさに似てへんようでこれがなかなか・・・
啓介も気づいて来ているのか
なかなか・・強いところもあるようですね・・
分ってくれたかとばかりに
おお!そうだすのや!
新次郎が笑顔で語りかけます
あさに聞こえたのか
何か言わはりました?と尋ねられる
聞こえたらまずい新次郎は
わて何も(言ってまへん)
そこへなんと不安な情報が流れてきます
ナンバ銀行が支払い停止になったという
あさの言うてたとおりになってしもうたゆうことか・・・
新次郎がつぶやきます
これが大阪恐慌のまくあけだったとは
あのあさが嫁に来て間もなかった頃にも明治維新の頃にも同じような事がありました
加野銀行の行方は一体どうなっていくのでしょうか