山王寺屋の再興は諦めてくれんか惣兵衛の言葉に菊が茫然となる
朝ドラ「あさが来た」新次郎に、はつにコロコロ転がされているんやという惣兵衛さん、和歌山に戻るとあさのところで弟久太郎の今井忠嗣に会ったら父親忠興の病状が思わしくないと聞いて養之助を連れて東京へお見舞いに行く事になりました
あさのお見舞いに来た惣兵衛さんと姉のはつ
藍之助のすけにこれからの進路を確認する父親としての惣兵衛
山王寺屋再興について総兵衛と藍之助の思いを聞いた菊は・・・
今後の山王寺屋と眉山家の行末はどうなっていくのでしょうか
和歌山に帰る前にもう一度病室に見舞いに来た姉のはつ
生きてるあんたにあえてほんま良かった
はつはあさに和歌山有田の話をする
山におみかんの木ぃがありましたやろ
中には立派なのもあれば細いのもあります
立派なのはええおみかんもできる
そやけど天気が悪なって海からひどい風が吹いた時
最初に折れてしまうのはその頑丈そうな立派な木なんや
逆に細い木の方が風にあおられてもふら~ふら~として嵐の後でもまた実まてをつけてくれる
せやからうちはあんたがあんまり立派になりすぎるのもそれはそれで心配ですのんや
頑張るのもええけどあんたの大事な人や
心配してくれはるようけの人の為にもけしてもう無茶したらあきまへんで
はいわかりました
姉はつ前のまえではしおらしいあさ
さすがだすわ
感心する新次郎
わてがなんべんやめてくれ言うても止まらへんかったもんを
惣兵衛に話す新次郎
惣兵衛も返答します
わても家のもんもはつにコロコロ転がされているんですさかい
それを聞いて
はぁ~
感心する新次郎でした
はつと惣兵衛はその日のうちに和歌山へ帰る為加野屋に戻ってきました
ここで、藍之助にこの先の身の振り方を尋ねる惣兵衛
お前はこの先どないするつもりや?
もう時期お母ちゃんと約束した3年になるでぇ~
藍之助の気持ちは固まっています
僕はこのまま加野銀行で働きたい
素直に心のうちをはなす藍之助
まあ、せやろなぁそう言うやろ思てたわ
幸いな事に養之助がほんまよう働いてくれるようになったさかいなぁ
養之助が?
そうですか・・
藍之助お母ちゃんも嬉しいわ
あんたが立派に真面目に働いている事がよう分って
お父ちゃん
お祖母ちゃんに伝えて欲しい事があります
その内容とは・・・
和歌山に帰って落ち着いたところで総兵衛が重大発言をします
お母ちゃん大阪にもういっぺん山王寺屋を出すいう夢諦めてくれへんか?
固まる菊
ほう~
とうそぶきお茶を飲む栄達
藍之助に話を聞いて来た事を説明します
加野銀行できっちり働いていつか暖簾分けしもうて大阪でもういっぺん山王寺屋の看板
上げて欲しいという話
そやけどな~あれは無理や
ハハハッハ・・なんで無理だすのや?
納得のいかない菊です
銀行には暖簾分けいうしきたりあらへん
銀行は両替屋と何もかも違ごてますのや
今の大阪の街で藍之助が山王寺屋の看板上げるやなんてそないな事土台無理な話だすのや
山王寺屋復興の夢と希望を藍之助にたくしていただけに
菊は愕然とします
藍之助なんて情けない事を・・
何の為に大阪いったんだす
何の為に今まで苦労して勉強さした思てますのや!
そこではつが
お母様学んだんは山王寺屋の為あらしません藍之助のためだす
藍之助お母様に申し訳無い言うてました
そやけど感謝してるて
そやさかいお母様
重い沈黙が続きます