あさが来た ちよ(千代)は同室の田村宜とすっかり意気投合
朝ドラで最初は巴御前のようなあさに憧れていた田村宜(のぶ役は吉岡里帆です)、同室の千代があさの娘と分かり誤解が解けてからはのぶちゃんとちよは大親友になりました娘らしい話題に楽しくてしょうがない様子です、数学の話に花が咲いています、そこへ父親新次郎がふらりと現れて母親あさの想いをそれとなく伝えにきたのでした
仕事を辞めて尼崎の阪神紡績の社長を辞めて暇を持て余している新次郎
銀行の相談役の仕事もなさそうなので今日は京都の千代の元へやって来ました
ごきげんよう
と女学生に挨拶されて
ごきげんよう
と返す新次郎
はぁ~
女学校いうのは、当世風な子ばかり
千代はこの中でちゃんとやっていけてますのんやろうか?
そこへ千代と同室の女学生(田村宜たむらのぶ)が話ながらこちらへ向かって来ます
あ~数学は嫌ですわ
ごきげんよろしゅう言うてはった癖に
ふふふと笑う千代
それにお千代ちゃんみたいな商家の子は数学は無論、上手の達人やないとあかんのやありませんこと?
いいえ!
私家業なんか手伝う気あらしまへん事よ
ん~まぁ~
勿体なくてよお千代さま
いいや!
私、母は自分の無教養の口惜しさを私に押し付けて娘で晴らしているだけですもの
と言ったかと思ったら
二人で顔を見合わせて笑い出す
あ~楽し!
うちはあんたより他に友達なんか要らんわ!
やぁ~それはうちがあの人の娘やさかいやろ??
ん~ん~
うち
あんたが好きやの!
二人の会話を何気に聞いていた新次郎
思わす顔がほころびます
はぁ~学校がこない楽しいのに卒業してしもたらどないしよう
女子にももっと学べる大学校があったらええのに
女子に大学校やなんて!困ります
宣ちゃん、そない長い事勉強してたらお嫁の貰い手が・・・
あっ?お父ちゃん
ここで千代がニコニコ顔の新次郎に気が付きます
えっ?驚いて振り返る田村宣
新次郎を見て驚く
おっお父様?
ちゃんと馴染んでましたがな
そう言って嬉しそうに田村宜に会釈の挨拶をする新次郎でした
夜になって同室の二人がお布団を引いて床に入るまでのシーン
田村宣が
いやぁ~あんたのお父ちゃん素敵やわ
大阪の偉いお人やいうのに、うちにまでお土産くれはって
趣味三昧の頼りない言うてたやんか
やっぱりこの目で見てみなあかんな!
ほんなお休み
おやすみ
田村宣が床に入って寝入った頃
テーブルの上の親子写真を見ながら
不意に訪れた新次郎の言葉を思い出していました
新次郎は張り子の犬で隠していた親子写真を見つけていました
千代6歳の時の写真です
あんなぁ千代
わて前にも言うたけど
あんたのお母ちゃんの事、尊敬してます
まあ 尊敬言うか~近頃の言葉で言うたら
愛情やな
嫌や!仕事辞めて京都にノロケに来たんだすか~??
わていつもそないな目であさの事見てきましたのやさかいしょうがあれへんがな
せやけどなぁ~
誰もがあさみたいな、おなごになるのがええて思てるわけやあらへん
・・・考え混んでいる千代
あんたのお母ちゃんかてそうなんやで!
お母ちゃんかてお姉ちゃんのおはつさんみたいな道に憧れているとこもありますのや
そやけど自分にはこの道しかあれへん思て前向いて歩いてます
以外な話に・・・
お母ちゃんも?聞き返してしまった千代
せや
千代に店で働いてもらいたいそない言いながらも
お母ちゃんも迷ってますのや
あのお母ちゃんが迷う事なんかありますのやろうか?
あの人は殿方以上に強いお方ですさかい
そらありますがな
お父ちゃんの目ぇから見たらお母ちゃんかて
そない強いおなごやあらえんて
へぇ~
お父ちゃんにお母ちゃんの以外な一面の話を聞いた千代は親子写真をしげしげと見入るのでした
【丸いメガネがトレードマークの田村宜】
吉岡里帆さんが演じる田村宜さんは明治時代に女性達が縛られていた様々なルールを打ち破ろうとして懸命に生きようとする女性なんです
知的で真面目で頭が良い、この頭がいいが曲者でチョット変人かも
明治時代の女性はあまり多くを語らずにしとやかでつつましい人が多かった時代
その真逆のキャラのようです
部屋や同室のになりお互いに第一印象がとても悪く話が全く噛み合いませんでした
ところが直ぐに仲良くなって手を繋いだりふざけ有ったりと
10代の女子、青春まっしぐら弾けた感じがとっても楽しそうですね