水にふやけたワカメの羽織は成澤泉・白岡あささんと呼び止めた運命の出会い?
あさが来た・朝ドラ113回放送分では閻魔紙に書かれた2人目、3人目、4人目(ナルさま)の要注意人物について加野銀行の人達が検証していました、銀行にお客様が増えるとおかしな客が増えてきたとか
一番目は萬谷与左衛門(萬屋与左衛門)
ニ番目の要注意?
あさが山屋与平さんなんで?
なんで山屋与平さんが・・・
榮三郎がそうない言われたら~と心当たりがあるようです
平十郎の解説によると山屋もようよう代替わりをして隠居になったという
もう寄合所へ行かなくて良くなり行く所が無い状態だという
いつの間にか銀行に来るように油を売ってます
榮三郎もさすがにずっと相手ができなくて行員相手にのべつ間もなく喋るようになったとか
それを聞いた新次郎が妙な反応を・・・
せやな~
わしが遊びに行ってやらな!
張り切って店を出て行く
なんでぇ~
三番目の要注意は・・
工藤徳右衛門
うちの一番の取引先やな
うちのせいだす
父が御迷惑をおかけして申し訳ございません
泣きそうな顔で工藤サカエが謝る
すんまへん
娘可愛さなのか何なのか頻繁に銀行に来て娘を見張ってはるのだす
四番目の要注意は
ふやけたワカメのような羽織
名前はわかりませんが、ふやけたみたいな汚れのシミ付いた着物着ておなごの働きだけをジィッと見ている客がいまして
おなごの働き手??あさは不思議そうに聞き返しました
↓やっぱりあの男でした
四番目閻魔紙・ふやけた若布の羽織の男とは謎ですが誰?
ふやけたワカメって・・まさかナルさま(成澤泉)
女の働き手だけをじっと見てる客がいましてとへいさんが報告する
それが汚い格好やのにいやに目だけキラキラとした男で・・・・やっぱりナルさまだぁ~
平十郎が声をかける
おいでなさいませ
何か御用でしょうか?
汚いわかめの羽織の男が
いやぁ~この銀行は素晴らしいですなぁ
女子達が男達の中でこんなにも生き生きと働いておるとは・・・
へい・・とだけ言う平十郎
この女子達の指導はどなたがなさったのですか?
汚らしい男が質問しても平十郎は事務的に
へい・・ご要件は?
融資のご相談でしたらこちらでございます
新規の口座の開設でしたらこちらでこざいますと手でのゼスチャーを交えて案内をする
イヤ~預ける金は持ってませんと言って頭をかく男
へぇ
そういうと汚いわかめの羽織を着た男は退散していきました
その話を聞いたあさは、そないなお客さんは気になりますなぁ~
へぇ~そやけど言葉が大阪のもんやありまへんでしたし、もう二度と来ないと思います
へぇ~タメ息ともつかぬ返事をするあさでした
榮三郎はこないお客が増えたら時にはおかしな客が来てしまう言う事だす
嬉しい悲鳴だすがな
ほなよう気をつけて店の中見てくれよっしゃ
平三郎に頼んで部屋を出る栄三郎でした
しげしげと閻魔紙を見入るあさでした
あさに面会だという
そこへあさが店頭に出てきてしまい面談する事になってしまった
女子行員がお茶を出すと
おおありがたい
頂きます、あ~うまいと言って
一気にお茶を飲み干す
ご職業は?
これがなんとあさと成澤泉の運命の出会いだったのでした・・・
史実では広岡浅子は潤野炭坑へ行ったり来たりしていました
そして潤野炭坑へ出かける時に1冊の本を携えて行ったのでした
成瀬仁蔵著「女子教育」これは1896年(明治29年)2月に刊行されました
内容は女子高等教育の必要性を綴ったものでした
この「女子教育」の題字を書いたのはこの時の文部大臣である西園寺公望でした
成瀬仁蔵との出会いは広岡浅子自身と広岡家のビジネスにも大きな影響を与える事になったのでした
一体「女性教育」には何が書かてれいるのでしょうか・・・
広岡浅子と成瀬仁蔵の出会いは恐らく成瀬仁蔵が校長をしていた梅花女学校が加島銀行に近かったかたではないかと思われるが、成瀬仁蔵が自ら広岡浅子を訪ねて、女子大学設立のための資金協力を求めたのでした
ところが最初、浅子は冷淡だったと伝えられています
というのも、教育事業をやりたいから金を出してくれと行ってくる者は少なく無かったそうです
どれもこれも方針や計画が広岡浅子を満足させるものではなかったようです
成瀬仁蔵もそうした者たちと同じだと思ったようです
ところが「女子教育」を読んで広岡浅子の気持は変わりました
感想が
彼の女子教育論を読み始めて先生の女子教育にたいしてのご意見にせっするを得ました
繰り返して読みましたことが3回
先生の主義についてご熱心な事は自ら其の書に著はれて居って、私は之を読んで涙が止まらなかった位でした
そこで私はこの人こそ進に女子教育を託すべき人、又自分の希望する女子を養成する事のできる方と信じました
それで微力ながら出来得る限り尽力をすることを承諾しましたと感想を述べていたのでした