萬屋与左衛門は原作では銀行で騒ぎを起こし・あさに逆恨みをする人物?
朝ドラ「あさが来た」ネタバレ・古川智映子さんの原作「土佐堀川」では万屋(よろずや)さん(ドラマではラサール石井)は加島屋を目の敵(かたき)にしていた同業者の両替商でした、ご維新(ご一進)の過渡期に潰れてしまい、加島銀行で大暴れをしますが・・・・まさか朝のドラマの加野銀行でも暴れるのでしょうか・・困った萬谷与左衛門さんです
史実の中には万屋さんは登場しませんが広岡浅子は胸部を手術して入院したのは事実です
ドラマの中では入院する事態が後日待っているようです、それまでのフラグが・・・
あさが来たではキャストのラサール石井さんが萬谷与左衛門を演じますが
どうやら加野銀行には歓迎されない客のようです
↓それを裏付けるのが「あさが来た」第112回放送で平十郎が作った閻魔紙です
加野銀行の閻魔紙に萬屋与左衛門の名がブラックリストって事?
少し原作を読んで見ましょう
原作では
以前の万屋と同一人物とはとても思えない男の話警戒しながら聞く浅子
「一つのってもらいたい事がある」
「何どっしゃろな、いきなり」
「金を貸してくれ、いよいよわてにも運向いてきたようや、ええ話がかかっとつ元手が要る」
と大きな話をするようですが
酒の匂いがぶんぶんしている為、応対した広岡浅子は水を運ばせます
帰っておくれやすと言わたします
かつて加島屋を手痛い目にあわせた相手なので言いなりになんかなりません
新しい商いをする事になった元手が要る、金、出せ!
と言われても浅子は
万屋はん、うちは銀行やからちゃんと筋通して担保があってし利益上げて、返済するあてがあるもんなら考えん訳やない、けど今のあんたなら無理どっせ
と冷たく突き放すのです
そこへ頭取の正秋が様子を見に来ます
正秋はドラマでは榮三郎です
正秋は万屋の扱いに困りはていいなりにさけを飲ませたばっかりに店の中で大暴れをするのでした
呆れた広岡浅子は行員三人が力ずくで万屋を担ぎ上げて人力車乗せて人の迷惑にならんところに降ろしといてと頼むのでした
万屋はん加島屋とはこっきりの縁どっせ、へいさいならと銀行から追い出したのでした
翌日浅子は東京の三井家へ女子大の事で相談にでかけたのでした
その後難波銀行の倒産の影響で加島銀行は倒産の危機に陥るのですが渋沢栄一の指導を仰ぎ心を落ち着けました
数日後には大阪の金融恐慌には日銀の救済融資決定との新聞報道で加島銀行は持ちこたえるのでした
そんな恐慌騒ぎの後1ヶ月ほど立った頃に再び万屋が現れたのでした
先日とは打って変わってしおらしくなっていますがやはり融資の話でした
太物を商うてみたらどないやいうて
浅子の留守の間にも来店したときいていた浅子は融資は「でけまへん」を断ったのでした
御寮はん、貸してもらうと万屋が立ち直れるのや!
執念深く食いさがる万屋に浅子は少し意地悪は言い方で突っぱねたのでした
抵当のあるなしではなく万屋の人間性に見切りをつけていたのでした
浅子は言い放ちます
「でけへんもはでけへん」
御寮はんこのままですむ思うたら間違いでっせ
万屋は最後には開き直り凄んでみせて捨て台詞をのこして行ったのでした
その後中野島公会堂での公演へ一人で歩いて行った浅子は事件に巻き込まれるのでした
↓やっぱり原作通りになっちゃったぁ
あの萬谷とうとう事件を起こす、死なないで!新次郎が泣き崩れるなんて
NHK朝の連続テレビ小説「あさが来た」ではこの先どのような話の展開になるのでしょうか
原作にふれたら、ドキドキしてきましたね