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あさが来た 雁助が加野炭坑へ正吉の思惑とうめが30年間ぶりに泣いた訳

NHK朝の連続テレビ小説66回・せっかくいい雰囲気になったうめと雁助、九州と大阪に離れ離れになる事になりそう、縁起でもない事をいう正吉に悩む雁助

同じ夜、正吉はどうしても聞き言れて欲しい事があり雁助を部屋に呼びました

へぇ?今なんとおっしゃったんですか?

そやから、雁助、お前に・・・九州の炭坑に行ってもおらいたいのや

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わてが?九州に?
思わぬ話にどうようする雁助

あの炭坑だけは何があっても手放してはいけまへん
石炭はな、この先きっとこの家を次の代まで守ってくれる礎になる

お前が言う通り、あさちゃん一人どんだけ頑張っても、もうどうもうできしまへん
新次郎でも榮三郎でもあかん!

あの山守れるのはたち直せるのはあんただけや!

頼りにされて困惑するばかり
返事のしようがない顔をする
加野屋の大旦さんの言うことは絶対だと信じている雁助

首を振って
イヤ・・・
大旦さんの言う事はわては、何でも聞こうと思ってます
そやけど加野屋を離れる事だけはできしまへん

必死に抵抗する雁助

その炭坑が存続の危機にひんしている今経営を立て直せるのは雁助しかいない

私の・・・・
最後の頼みや・・・

聞いて唖然とする雁助
最後・・・

もし・・・
あんたがわしの死に目に会われへんかったとしても
そんでも私はあんたに行って欲しいのや

深刻な事態をどう、受け止めたらよいのやら
戸惑う雁助でした

正吉が膝を折って頼むと雁助はたとえどれほど無念でも、もはや断るすべはなかったでしょう

両替屋・加野屋の時代は終わってしまったのかも知れないと、雁助がむなしさを感じながら台所へ行くとうめが何やら料理をしている

やっ番頭さん
深刻な顔の雁助に驚くうめ

うめさん、あんたに頼みがありますのや

へぇ・・

もし万が一、大旦那さんに何かあったら、すぐ文を送って欲しい

うちが番頭さんに文を・・

そや
頼んだで・・

雁助は淋しげな笑みをうかべました

この時すでにうめは雁助が加野炭坑へ行く事を知っていたのでしょうか?
それにしても何故?雁助はうめに文を送る事を頼んだのでしょうか
この二人はもう会えないのでしょうか

せっかくいい感じでこのままですと結ばれるのでは?
という予感があっただけに残念です

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それから数日後
九州へ出立する雁助を加野屋の一同が見送った

お前がいてへんようになったら困りますがな・・
雁助がいなくなると困り顔の榮三郎

そんなことありまへんがな

全てお教え致しました
どうぞお気張りやす

しぶしぶ返事する榮三郎
へぇ

新次郎も
雁助(頼んだぞ)!声をかける

よう分かっております
どうかお任せ下さい

ん!頷く新次郎

雁助が声をかける
みんな加野屋の為に励みなはれや!

弥七が一層大きな声で
お早うおかえりやす

店の者一同も声を揃える
お早うおかえりやす!

ほな行って参ります

うめの視線に哀愁が漂います

九州の、加野炭坑につくと亀助にサトシの事を尋ねる雁助

へぇ、サトシやったらあの男だすけど?

亀助が目で指した

やっぱり・・・・新次郎さんお思てはった通りや
雁助は独り言のようにつぶやき、サトシのところにスタスタと歩いて行く

きさん誰な?

あんた松造やな
わてや!
あの頃手代やった雁助や!さ、昔話しでもしまひょうか?

サトシの顔から血の気が引いていった

なあうめ、この間泣いてなかった?
あさがさりげなく尋ねる・・・

あさが尋ねると
うちはこの30年泣いた覚えなんかありません
何もなかったように答えるだけでした

もし30年ぶりに泣いたとしたら
恋愛感情がったからというよりも
雁助が遠くへ行くという同じ奉公人としての哀れさを感じていたのではないでしょうか・・

正吉の部屋でうめ声が聞こえかけつける
あさとうめ

雁助はまだ知らない
この時加野屋の正吉は強い発作に襲われていました

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