あさが来た 千代役の赤ちゃんが可愛い新次郎に抱かれて泣かないなんて
かわいい千代を大阪に置いて、加野炭坑の落盤事故の様子を見に行くあさと五代さま、現場につくとサトシが追い打ちをかけるような酷い言葉を言う
弥七が来て表道に馬の用意ができたと告げるとあさと五代友厚は先をあらそうようにして店の表に駆け出して行きました
その息がピッタリ合っていて、榮三郎は別の心配が頭をもたげてくる
お兄ちゃん、よろしいのか？
炭鉱王呼ばれるお方とお義姉さん二人きりにして自分は子守なんかしてて
ハハ何言うてますねん
親が自分のやや子の世話して何が悪いのや
千代をしっかり抱っこしている新次郎
それにしても千代ちゃん役の赤ちゃんが可愛らしい、目が大きくってクリックリ
全然ものおじせずに赤いおくるみがとっても似合っています
榮三郎や正吉が替わるがわる出てきても全然泣かないので偉い！
↓千代ちゃんはかわいいけど何代目までいるか数えてみよう
千代の赤ちゃんと子役が可愛いけど何代目までいるの？
それに・・・炭坑も千代と同じように大事やて言い切れる、あいつのそないなとこに、わては惚れてますのや
榮三郎には理解しがたいようで、黙って店の中に戻っていきました
新次郎は一人になるとおだやかだった表情が一変して、重苦しさがにじみ出てきました
それにあさの見送りに一歩遅れて正吉がやってきて、新次郎のくらい表情に気が付きました
なんだす、何かきになる事でもあんのかいな？
いやな・・・お父ちゃん覚えたはらしまへんか？
昔わての小ちゃい頃、いらい優しい番頭さんいてましたやろ、あのお人、今頃どこでどないしてはんのか知ったはらしまへんか？
あの奥さんや、一人息子の松造も・・・
いや八方手ぇ尽くして調べてみましたんやどけな、何もわからへんかった
・・・・そうだすか・・・・お父ちゃん実はな
新次郎は炭坑で会ったサトシの目を脳裏に浮かべ、迷いを吹っ切るようにして口を開きました
あさと五代友厚は寝る間も惜しんで馬を走らせました
加野炭坑に着いてみると、よほどの爆発だったのだろう
大勢の坑夫たちが消化にあたっているが未だ坑口から煙が噴き出ています
あさが衝撃に立ち尽くしていると、宮部が事故を起こした事を謝罪しながら歩いてきました
火が残っとるんが穴の奥の地底のほうじゃけ、なかなか消されとです
けが人は？亡くなった人はおらへんのだすか？
あさの問いかけに、宮部が眉間のしわを不覚して坑口を見ました
自己は坑夫の交代時間に起きました
坑道近くで作業中の者がいなかったのが幸いして怪我人は出ませんでした
そやけど親分だけ見つからんとですたい、やっぱりあの中に・・・
現場周辺が煙っているにもかかわらず、友厚がハンカチで口を抑えて足早い向かっていく
あさはカズの姿を探して飯場に入りました
若奥さん！よう来てくれはりました
新郎で亀助の頬がそげています
不安げな顔を並べていた坑夫達は急ぎかけつけたあさを見て声を漏らしました
あさは皆に駆け寄って無事を喜びました
そばにサトシもいますが落ち着きがありません
もの言いたげです
カズは奥で片付けをしている
あさが近寄ると消え入りそうな声で応じました
仕方ありまっしぇん
あん人はヤマの男たい
いつそげんことになってんおかしゅうないち、そげな覚悟で生きとりましたけん
カズは気丈に振る舞いますが、あさが肩を抱くと、堰を切ったように涙がこぼれ落ちました
あんた・・・これからどげするつもりなんか？
どうせ俺だち見捨ててヤマから手引くつもりやろ！
サトシの冷たい声がしました
サトシは今回の落盤をあさが考えた報酬制度が原因で招いた事故だときまつけました
そのせいで坑夫たちが競い合って石炭を掘るようになったからだと加野屋の責任を激しく追及しました
炭坑はしばらく閉鎖せざるを得ず
坑夫たちが働き場をうしなってしまったのは事実です
ひと事も返せないあさに変わってサトシを諌めたのはカズでした
サトシさんそれは違とたい、うちん人もあんたたちみんなも、最初からヤマで働く事がどういう事欠は承知しとったはずですと
それにたい、奥さんが来なってヤマに活気が出たち、一番喜んどったんはあん人やっとやけん
カズの気持ちは有り難い
うちは加野屋の責任やと思ってます
あさは経営者でありながら、長い間炭坑から離れていました
この事故の責任は、加野屋が全部・・・
あさが言いかけた時に友厚が、小さな破片を手にして飯場に入ってきました
いや・・・これはただの落盤事故やない
炭坑にこんなものが落ちていました、これは火薬です
それやった？
ひょっとしたら・・・これは事故ではのうて、誰かが、作為的に計画したことなのかもわかりませんな
一体誰が？
飯場は水を打ったように静まりました
あさ、亀助、カズ、サトシらの目が破片に集中しました
