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あさが来た 五代と新次郎が男の対決 嫉妬心メラメラ!はつが現場に遭遇

横恋慕している相手に妻がいない間ピストルを返しチクっと嫌味を言うと意外な反応が相手から返って来た!

今井家には忠興の訃報に接して弔問の客が訪れる
案内を求める声がして梨江が接客に出ると正吉と新次郎が立っていました

このたびはご愁傷様でございました
お焼香だけでもさしていただこ思いまして
正吉がお悔やみを述べると、梨江が丁寧に頭を下げました

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新次郎も忠政の死を悼みつつ、目であさの姿を探したが見当たりませんでした
あさは新次郎の弔問も知らず、客間で五代友厚と久太郎と三人で事業の話をしています

なんで政府や五代友厚さまはお父はんに銀行いうのをつくれて勧めてはるのだす?
五代友厚が一つうなずきました
今井は政府の信用が一番厚いお家です
貨幣制度の改革に一役買うて資金もぎょうさんあるし、長州藩から役人になった井上馨さんも顧問になってて、つながりも深い

日本では江戸から明治になっても徳川時代の貨幣単位「両」がつかわれていました、そこで政府は1871年(明治四年)貨幣制度の改革に取り組み、担当に井上馨を任命しました

今井は新貨幣が流通するように協力し、ここで井上馨と今井とに強い結びつきができました

日本で最初に銀行をつくるのは、この今井屋をおいて他にない言うことです
五代友厚の話は込み入っていて、あさなりに簡略化して言ってみました

へぇそやからおとうはんが政府はんとなかよしこよしでしかもお金を持ってはったさかい、いうことだすな

ええそうです!さすがあささんや

五代友厚が感心しました

あと五代友厚が銀行の話をしていた丁度その時梨江と一緒に、新次郎と正吉が廊下を歩いてくる
すると客間からあさの声が聞こえてきた
へぇそやけど・・・こんなことお父はんはんや、加野屋のお義父様にはいわれしまへんのやけど今うちは、両替屋や銀行いうもんんが、いいもんとは、あまり思われへんのだす
廊下にいる正吉があさの話に興味をかきたてられた

ほう、なるほど

梨江は汗顔して客間のあさに注意をしようとすると、正吉が「シー」っと口に指を立てたあさは全くきづかずに五代友厚がやろうとしている計画を呈している

お金は、石炭なんかと違って・・・時に人をひどく苦しませます
うちは加野屋で働かしてもろて、何べんもそないなとこ見てきました

お金に振り回された人たちに苦しみは銀目手形の廃止で恐慌をきたし加野屋に殺到した客達の悲壮な表情、倒産した山王寺屋の踏みにじられた暖簾、借金取りから逃げまわっているはつたちなどが雄弁に物語っている

お金のせいで泣いたり怒ったり揉め事になったり、そのお金を扱う銀行いうもんが、本当に入用なもんなんか、ようわからんようになってしもてるんだす

五代友厚はあさに優しく語りました
・・・・なるほど、確かにお金いうものは、一つ間違えたら、人を苦しめ、命さえ奪う事になりかねへん、そやけど、人を救う事ができるのも、お金なんです

人を救う?

そうお金は使う人や使い方でなんぼでも価値が変わる
(使い方を間違うと)金にもなればゴミにも毒薬にもなる
銀行はお金を金にする志のある人を応援する場所なんです

今の話はよう要わかりしまへん

ガラリと戸が開き、正吉が客間に入ってくる
イヤイヤ、興味深いお話でございますなぁ

正吉の後ろには新次郎もいて、突然に登場にあさはびっくりぴんだ
京都で五代友厚さんとお会い出来るとは・・

よろしかったら一緒にお話しませんか?五代友厚が誘う
五代友厚は如才なく正吉や新次郎と言葉を交わしました

正吉は、挨拶を切り上げ、仏さんにお焼香をさせていただくからと、新次郎を促して客間を辞した

一緒にお焼香します
あさも席を立とうとしました
中座する断りを入れて立ち上がったところを五代友厚に呼び止められた
加野屋も、いずらは銀行にならなあかん
えっ?・・・・
思ってもいなかった五代の言葉に驚くあさ

これからはいろんな新しい産業ができる何かを始めるためには必ずお金が要るんです、その時人は銀行に来る

銀行はその客のやる事がどれだけ意義のある事か、無駄はないかと一緒に考え、応援する価値があると思えたら、それに見合う分だけの金を貸す

いずれ思惑どおりにその客が成功したら利子をつけてお金を返してもらう
産業だけやない、家や妻子をまもる為にお金を用立てすることもできる
単に信用でお金を貸すだけやない、志のある人を応援する

お金で人を救う事ができる!
それがバンク、銀行なんです

お金で人を救う?
志がある者が増えれば、人も町も元気になる
あささん、私がしたいのはそういうことなんです

そこへ梨江があさを呼びに来る

五代の話は、お金に対するあさの考えとは正反対で、もしかしたらあさはお金の一面しかとらえていあんかったかも知れない
あさは開眼した思いがした

正吉や、新次郎が焼香をしている間、はつは台所の炭で野菜を漬けていた、はつの漬物はおいしいと評判がいい

godaipisutoru あさが来た 五代と新次郎が男の対決 嫉妬心メラメラ!はつが現場に遭遇

五代様と呼びかける新次郎の声にはつは顔を上げました
衝立の向こうで新次郎が友厚に話しかけている
その声音がいつもと違い、気になったはつは衝立のむこうを伺いました

先日は家内が大事なもんお借りしたみたいで
新次郎は接客中のあさの代りだと、袱紗にピストルを友厚に差し出しました 

家内は今お客さんにご挨拶してますさけわて代りにお返しします
ほんまおおきに助かりました

いいえ、お役に立ったんやったらよろしいんですが
と五代友厚が返します

けど、こないな立派なもんをお貸しいただくやて、やっぱり洋行帰りのお人いうのは、おなごに親切なことだすなぁ

誰にでもという訳ではありません!

godaipisutoru あさが来た 五代と新次郎が男の対決 嫉妬心メラメラ!はつが現場に遭遇
売られた喧嘩に返事をするかのように
二人は一瞬!目と目が合い火花が飛び散ったかに見えました
睨み合う新次郎と五代友厚

新次郎の目が・・・いつもと違う
五代に対する嫉妬心が顔に現れています

五代の言い方に含があり、新次郎からいつもの優しげな表情から消えている
お互い嫉妬心メラメラ炎上しそうな勢いです

五代が先に視線を外すと一礼して帰っていった

失礼!スマートに五代友厚は去って行きました
その一部始終を見守っていたはつ
感受性豊かなはつは五代と新次郎のバトルがあさをめぐる嫉妬によるものだと解ったのでは?

翌日大阪に帰る事になったあさとはつ
梨江がはつ漬けた漬物に目を見張る

梨江がそっとお金を渡す
持って帰ってくれやす
私がやりくりして貯めたお金です

お母はん、これは受け取られまへ

なんで?
なんで?
なんでどす?
うちはお家守られへんでした
うちのせいです

せめてこれで家を買うて

たまには親に弱みみせなさい!
親が子のために何かしたいと思うて何が悪いんや

あの時山王寺屋さん助けられんと・・・
ほんま堪忍な
堪忍な

大店に嫁げば幸せになれるとそう思うてた

ほんま言うたら不安で不安でしょうがない時がある
お金ができる訳やあらへん

藍之助やてどない育てたらいいのか

あさはあないに生き生きとお家の為に働いているのに
なんでわてはこんなんやろと、情けのうて
あさには言わんといてな

分かってます

それにお母はんにはこれ頂いてます
あんたは幸せになれる
これさえあったらええんどす

といって嫁入りの時にあさお揃いで貰った赤いお守りを手にした
健気なはつに思わず肩を抱きしめる梨江

ほんまに・・・

それを陰で聞いていた忠興は何を思案したのでしょうか・・・

あさとはつはこうして大阪の家へ帰って行きました

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