あさが来た 五代才助を【船場締め】で激励する大阪商人カッパはどうなる?
手拍子の意味は?炭坑に視察に行きたいというと新次郎と離縁して行けというよのに驚く
ごめんやす
ごめんやす!
正吉とあさが張り切って面会に来ました
あさと正吉が訪ねて来たのを見て五代才助が
ようおいでくださいました、それで、今日は何の御用で??
先日のカッパのお話だすねんけど・・
びっくりな~カッパ
カッパ?
はて?
五代は何の事か解らない様子
正吉が身振り手振り才助のマネをして
びっくりな~カッパ
そうだす
五代様がおっしゃっていた大阪を助けるびっくりぽんなカッパの事だす
びっくりぽん!と言ってあさも手振りする
びっくりぽん?もう一度あさが手振りする
正吉もカッパ!と才助に投げる
はて?
五代はまだ何の事か解らない様子
何回もジャスチャーをするので
OHHHおおおお
まさかそれは・・・
まさかそれはBIGなカンパニーの事でしゃろか?・
やっと解かってもらえてうれしいあさ
それでございます
そのびっくりぽんなお話、この加野屋正吉、謹んでお手伝いさしてもらいます
そうですか・・・
引き受けてくだはりますか!
そんな心強い事はありません
大喜びの五代才助
あさと才助の目が・・・
意気投合している・・目がLOVEに成ってませんか??大丈夫
カッパはその昔正吉役の近藤正臣さん某殺虫剤のメーカーでカッパのきぐるみを着てCMをしていたように思います
そやからみなさん力を合わせて中小会社を作る
BIG(ビッグ)な取引ができるようにせんとあかんのです
正吉が代表して質問をする
こういう事は異国の商人が来ても五分と五分で取引ができる
こういう事ですか?
そうです
必ず政府もお助けいたします
ここまで言うてくれてつやさかいこりゃあ大阪の商人も気張らなあかんでぇ~
東京にも負けんようにな
このままじっとしとったら大阪はジリ貧やさかいなぁ
ちょんまげをして西洋のテーブルと椅子に座り紅茶をお洒落なティーカップで飲み会議をして
いる姿がなんともアンマッチです
加野屋が賛同したおかげで大阪の多くの商人が続いて協力を申し出ました
大阪商人の集まりに出席してからというもの九州の炭鉱を買うてみたいと石炭に心が傾いて行きます
姉のはつにも畑の手伝いをしながら意見を聞きに行く
加野屋を立て直すにはそれしかあらへん気がして
そやけど、み~んなに止められてと愚痴る
女中のうめにまでそりゃあそうだすと言われる始末
姉のはつは誰にも止める手立てはあらへんと言われてしまう
それでも旦那さんのご意見だけはちゃんと聞くんやで
何故旦那様の言う事を聞くのか?と聞き返すと
炭坑の事やて旦那様が教えてくれたんやろ?
あんたは遊んでばっかりや~言うけど
謡やお茶に通っているような旦那衆は
大きな商いしている人ばっかりや
そこで大切な話を耳にする事かてありますのやで
そうやったんや・・・
うちもなぁ、お家にお嫁に来た思てたけど
その大きな家の縛りがのうなって・・・これから一番大事にせなあかんのは旦那様や思てますのや
そうだすか
惣兵衛様は幸せや
シーンが変わって加野屋の夕食時間
夜一家で夕食の時に九州へ炭坑を見に行きたいと申し出るあさ
加野屋は儲けなあきまへん
この家をもういっぺん盛り立てな!うちはこの家の嫁としての役割が果たされへん気がするんだす
あかん!
にべもない
強く反対する新次郎
炭坑に行くのがどこが嫁の役目どす?
そないな危ないとこ、あんたを行かせる訳にいくかいな
そんな事あらしまへん旦那様
きっとあんじょうやっていくさか
今うちは商いの勉強さしてもろて
商いが楽しいて楽しいてならへんのだす
ぎょうさん儲けてもういっぺん加野屋に浪速一の暖簾(のれん)取り戻したいんだす
それにまだ人のやってへん新しい商いやるやなんてそない考えただけでも心踊ります
茶碗と箸をバッシッとお膳に置く新次郎
あかん!言うたらあかん!
あさはまるで商いの阿呆(アホ)や!
この加野屋を旦那様の第でつぶしたないんだす
必死に訴えるあさ
そこで助け舟を出す正吉
そやなぁ
あさちゃんやったらできるかもしれへんなぁ
お父様!すがるあさ
呆れて
つかさず新次郎がモノ申す
お父ちゃん何言いますのや?
うちは何がなんでも許しまへんよってな
うちもだす
どうしてもそんなとこ行くゆうなら
新次郎と離縁してからにしなはれ!
へえ(そこまで言うか?呆れるあさ)
よのに加勢する新次郎
お母ちゃんええこと言うた
今回だけは何がなんでも許しまへんで
捨て台詞をして部屋を出て行ってしまう
八方塞がりのあさ
五代才助に相談しようと商工会議所にやってきてみると
なんと政府の役人と才助の薩摩言葉の喧嘩に出くわす
東京にいる大久保・・という上官ら新政府の役人が五代才助を横浜の会計官権野判事に任じたという
大久保様からの横浜に来て新しい日本の為国につくせとの伝言を聞いて
日本の為にこの大阪を育てるじゃねとか!
これ以上なにもかも東京に集めたらならん
日本のためにはもう一もニつも大きな町が入用じゃあ!
その企てがやっとこそ進み始めたとこじゃというのに
話にならん!と怒りまくる五代でした
大阪の商人の集まりに五代がやってきたが
沈み込み沈黙が続き、大阪商人が心配する
どないしなはりましたのは?
五代は横浜へ行く事を言い出しかねていた
その事に気がついたあさが声を掛ける
五代さま貴方様は大阪になくなはならんお人なんどす
横浜も大事か分かりまへんけど・・・・
西洋やお商売に詳しい五代様をおいて
大阪を導いてくれはる人はいてはらしまへん
どうか大阪に帰って来てくれやす
騒動に気がついた大阪商人が口々に
五代さま横浜に行っておしまいになられますか?
そりゃあ困ります
そうだす
政府の者でこの大阪の事を考えてくれているのは五代様だけや
そうでっしゃろ?なあ?我々も困りまんな
口々に困る困る
頼りにする事を言われ感極まる才助
皆さんほんまおおきに!この五代才助キット大阪の為に帰って来ます
よっ!それでこそ五代才助様や!お願い致します
我々も船場締めでな!尻をおさせてもらいましょうか
お手を拝借
【船場締め】
打~ちましょ(手を叩く・パンパン)
も一つせ(手を叩く・パンパン)
祝うて三度(手を叩く・パパンパン)
目出度いな(手を叩く・パンパン)
本決まり!(手を叩く・パンパン)
頼んまっせ!
才助の声をかける大阪商人達
その様子を部屋の外から戸越しに心配そうに眺める新次郎
炭坑へ行くと言ったら聞かないあさを心配し
そんな四面楚歌の時に五代才助のもとへ行っているあさにも心配しているのでしょうか?
【船場締め】の意味
大阪締めとも言います大阪を中心にされている手締の箏です
大阪では手打ちとも言います
手締め(てじめ)と言って日本の風習です
物事が無事に終わるとお祝いに関係者が掛け声とともにリズミカルに手拍子を打ちます
三三七拍子などもあります
一本締め、三本締め、大阪締めもあります
手締の音はシャンシャンと表現されます