あさが来た 雁助は嫁さんに逃げられたと亀助に秘密を暴露される
NHKあさドラ25回・あさの事を「頼もしくなりました」という亀助に雁助が嫌味を言ったばかりに秘密をカミングアウトされてしまう
明治元年(1868年)
あさの活躍でなんとか加野屋は幕末から明治への変わり目の窮地を乗り越えました
正吉が声を掛ける
そうはいうてもな、まだお金を借りられただけで肝心な事は片付いてぇしまへんのや引き締めていかないかなあきまへんでぇ
雁助が
わかっております
そやけど両替屋には厳しい時でおますなぁ
亀助思い出したように
そうゆうたら、若奥さんがこれからは両替やってるだけではあかん、新しい事を始めな言うてはりましたぁ
新しい事て何や?正吉が尋ねる
はぁ・・・それはまだ決めてへんて
亀助が答える
雁助がつかさず言う
はあぁあ~それやったらええけど、何か始めよ思たらすぐ突っ走ってしまうたちのお人やさかいなぁ
そこで亀助があさを褒める
そやけどわてこないこというのもなんやけど
近頃若奥さんがなんや頼もしく思えてきましてなぁ
雁助
はあ??頼もしいやて?(少々ああきれ気味です)
得意そうに亀助が続けて言う
へえあの玉利さんに堂々とたんか切って
「日本一の女商人になる」
言わしはりましたんやで
ほんまもう惚れぼれしましたわ
呆れた顔した雁助が
おなご相手にそない情けない事言うてるさかいあんたはいつまでたっても嫁はんの一人ももらわれしまへんのや!
はぁ~番頭さんがそれ言わはりますか?
番頭さんかて40越えて(しじゅうこえて)嫁さんに逃げられて独り者だすがな!
は??
今お前なんと言うた?・・焦る雁助
せから嫁さんに逃げられて独り者だすがな言うたんです
2度も!・・・頭から湯気が上がっている雁助
何回でも言いますがな
お前ほんまに何べんでも!
なんべんでも言うたりますがな
(鬼の首を取ったかのように)
おのれ何回も~
嫁さんに逃げられてひとり者だすがな!
2度も3度も何回でも言います
お前ほんまに!
算盤かざして怒る雁助!
あああぁ~
(そのばに居合わせた一同騒然となる)
そこで見る耳兼ねた正吉が仲裁に乗り出す
あ~!
そこまで、そこまで
もうこそまでにしときなはれ!
もう!
ええかいな!ええか?どんなえらい喧嘩してる時でも嫁はんの事いうたらあかん!
ええか?どんなえらいケンカしてる時でも相手がズキーッと
こう突き刺されるようなそんな・・ところ挿したらあかんて
正吉が亀助の胸を叩いて諭す
堪忍してな・・・亀助が擦り寄って謝るが
雁助は放心状態・・・
嫁さんと娘今頃どこにおるんやろうなぁ?
やはり放心している雁助
新しい商いか
・・・つぶやく正吉でした