あさが来た 姉はつ【井戸】に落ちる 惣兵衛似へのへのもへじ笑顔が戻る
妹あさが手拭いに書いてくれた内容を見てニコニコ顔になったねえちゃん旦那様の優しい心が嬉しくて好きに
一方、山王寺屋では、あさの手紙を探していたはつ（宮崎あおい）が井戸に落ちてしまう
そこではつは、思いがけない物を見つける…
あんたのおつきのふゆ教限りで出て行ってもらうことにしたさけ
ふゆを探して庭に出るはつ
思い出したように井戸の中を見るとふゆが落とした手拭いが井戸の底に見えた
竹の棹を使ってとろおうとして
乗り出した瞬間
井戸に落ちてしまう
大きな悲鳴を聞きつけてふゆが駆けつける
おはつさま！
井戸に落ちた！
今度は惣兵衛が血相変えて駆けつける
一目散に紐を柱に括りつけて井戸の中へ降りていく
はつ！大丈夫か？
はつは井戸の中であさがくれた手拭いをみつけました！
笑ろてね
とへのへのもへじがかかれていました
その顔が惣兵衛にそっくりで
思わず笑ってしまいました
この家に来てから声を出して笑った事が無い
井戸の底に必死に降りてきた総兵衛
お帰りだしたあらへんわ
怒る惣兵衛
よかった・・・死んだかと思った
と言ってヒシッと抱きしめる惣兵衛
泣く惣兵衛
心配かけてすんまへん
無事な事が解り安心したところで
はつに尋ねる惣兵衛
まさかと思うが
さっき一人で笑てへんかった？
あさにもらった手ぬぐいを惣兵衛に見せる
へのへのもへじが
ちょっと旦那さまに似てはる
これか？・・・
おおきに
惣兵衛がはつを大事にしてくれる事がわかりうれしく思うはつ
あさ
京都へ行きな
あんたの親御さん上手く言って
今井さんにお金貸してもろてきなはれ
なんとこと言うんや！
栄達が声を荒らげるが
冷酷な姑菊は
あんたらに出来ることはそれしかあらへん
と言い放つ
明治元年
あさはその頃、奈良へ借金の申し込みに出かけたのでした
