あさの嫁ぎ先では新次郎の母親白岡よのが店頭で中番頭亀助と品定め
キャストの風吹ジュンと三宅弘城が良い味をだしています
今度こそキチンとご挨拶するんやでいいな!
父の忠興に叱咤されたあさは
姉のはつに台詞を教えてもらう
心配になったあさが
姉ちゃんさっき教えてくれはったの何でしたっけ?
そやから
加野屋さんのご繁栄の為にええお嫁さんになれるよう励みます
そうやったと繰り返そうとするが
心から・・・
あかん心から思うて無いこと言うの苦手やのん
そこでうめに何を言うてはるのですか?
心にも無い事を上手く言うのは大昔から女の得てでございます
来はりました!
店頭で見張っていた丁稚の声が聞こえます
店頭に出て中番頭亀助と吟味する新次郎の母親のよの
どちらが新次郎の嫁さんや?
店の前で遠くから来る娘二人を品定めをする
一人の娘さん(姉のはつ)はしとやかに足速に歩くので合格点や
ところがもう一人の娘さん(妹のあさ)ときたら
足に脚絆(きゃはん)を巻いてドスドスとガニ股で歩く
あさを見るなり
あらこりゃ!あかんわ
遅れまして京都の今井どすと挨拶をする
大番頭の雁助がかしこまって
お待ち申しておりましたと挨拶をして中に通す
店に飾ってある張り子の招き猫をみて大喜びのあさ
大きな算盤のぱちぱちはんも気に入った様子
白岡正吉が長男の正太郎と一番末の榮三郎を紹介すると
榮三郎がつかさず
それでどちらさんが
将来お姉さんでございますか?と尋ねる
へ?
あさがびっくりぽんな顔をする
父親が娘を紹介する
こちらが長女のはつ
こちらが次女のあさ
このあさが新次郎さんの許嫁でございますと忠興が紹介をするが
大番頭や中番頭は(こりゃあ駄目やわとばかり)首を振る
新次郎の母のよねもあさと聞いた途端に心配顔です
そうどすか兄をどうぞよろしゅうお願い申し上げます
しっかりとご挨拶をする榮三郎
はつに折角教えてもらった台詞を忘れて
良いお嫁さんになれるやろか??
新次郎の母親はしかめっ面をしてあさを見守る
ひとしきり世間話をする正吉を尻目に
ところで新次郎さんは??
困った顔の正吉
はいそれが・・・
そこへ猫を連れてきた新次郎が帰って来た
部屋に入ると
父親の正吉に叱られながら
あさの顔を見て
あさちゃん!
と親しげ呼ぶ新次郎
あさちゃん??
名前で呼ばれて驚くあさ
新次郎はあさの両手を取って
いやぁ~ようきてくれはりましたなぁ
手を取られてドギマギするあさ
にっこり笑って何を話しかけて来るのかと思えば
それではこれでと挨拶も早々に出かけていく
あっけにとられるあさ
それでって??
待ちやがれ!
とっとと出かけていく新次郎を怒って正吉が連れ戻す為か部屋を後にする
残されて立場のない長男と三男
ひたすら謝る新次郎の兄と弟
母親のよのまで
まあな、あの子はああいう子ですさかいと
フォローする
呆れた母親である」
なんてお人や?びっくりぽんや!
目を丸くするあさでした