まれ一徹が見せたい親父の背中！文さん元治さんが守ってきた塩田
守りてえげん！なくしとねぇ後につなぎてぇげん
とうとう一徹が今まで隠してきた本心までが噴出します
塩田継ぎたいがは子どもができたからや
子どもが出来たちゅう事はおやじになるちゅう事やろ
俺はどう生きてるがか
いやどうう生き方をしている親父の背中をみせていがかって
考えてしもうたんやさけ
まれはポッカ～ンと
親父の背中？？
状況を察知した徹ちゃんは耳を塞いで逃げて行きます
笑って乗り切ろうと藍子さんが励ます
俺が自分の子どもにみせてえ背中は
元治さんの背中ねん
子どもが出来たと解った時
この子には元治さんみてえな生き方を見せてやりてえと思って
希もわかる
同調する希
塩田におる元治さん見てるだけで伝わってくるもん
いろんな大切な事
徹ちゃんにもう耳を塞がなくても大丈夫と藍子さんが耳打ちした途端
俺は元治さんのような親父になりてえげん
元治さん文さん
塩田継がしてくれんけ
俺とみのりの子どもに元治さんみたいな背中おっちゃみせてやりたいげん
元治さんもう継がしてやってくれよ
徹ちゃんも一緒にお願いする
頼む
うちからもお願い・・
希も姉としてお願いする
一徹・・
元治さんが何かを決意したように口を開いた時
ここでみのりの両親がやって来て
肝心の返事がうやむやに・・
みのりの両親には塩田を継ぐ事を宣言する
これからは塩田で頑張るさけ・・
塩田継ぐ事になったんけ？？
と告白された両親が無理やろ～と驚きを隠せない
許すつもりはないわい・・
元治さんが口を開きました
なして一徹も子どものできて
子どもができたら許されん・・
一徹が塩田を継いでくれると聞いた時の嬉しかった心境を切々と話す文さん
これから人の親になろうていう人に
こんなぁ難しい仕事をやらせられんげん
まんで今安定した仕事もってるのに
安定なんてどうでもいいげんという一徹に
本当の孫なら押し付けるところやけど孫でもない一徹らにはこんな誰も定着せんような難しい仕事を押し付けられない
自由にさせてやりたいという親心がにじみでている
大事なのはあんた達やと諭す文さん
あんたとみのりとお腹の子どもと
これから生まれてくる子供たちや
あんた達は私らの孫でねいさけ
塩田よりあんた達の方が大事
これやお父さんの本当の気持ちやよ
ほうやったんけ
ほんなら一徹ももう本当の気持ち
言ってしもうたらいんでないけ？
塩田を継ぎたい理由
奥さんのみのりに促されて
とうとう一徹が本心を言う事に
守りてえげん
文さんが
元治さんが
守ってきた塩田
かみしみめるように一言一言切々と話す一徹
二人が必死にまもってきたもん守りてぇげん
なくしとねぇ
後につなぎてぇげん
本当の孫なら
普通に言われるけど
ちごうさけ気が引けて言われん
ほやけど・・・
これが！一徹が塩田を継ぎてえ一番の理由やってんよね
みのりが内助の功で的確に説明する
一徹が絞りだすような声で
おらっちにも
まんで大事な
元治さも
文さんも
守らしてくれんけ・・・・俺に
元治さんの真剣な目
もう目に涙が溢れかえっています
一徹も真剣です
一徹が海水を運ぶ姿を見守る
文さんと元治さん
文さんがつぶやく
まもってやるつもりが
守られとったわいね・・
じっと一徹を見守っていましたが
貸してみい～
とうとう
一徹の潮まきを指導する元治さん
腰を落として・・
おし！
徐々にさまになってくる一徹
自分の信念を貫き通した一徹
複雑な顔をしてだだ見守る徹ちゃん
津村家一家一同を海の見える丘へ呼び出した徹
ごめんな呼び出して
悪かった・・
お父さん・・
いつまでも落ち込んでて
もう立ち直ったもう二度といじけた事いいません
ごめんな役に立たない背中で
お父さんの背中も役に立ってる
人間ああはなるまいと
笑って乗り切ろう、またもや藍子さんがフォローする
何度も藍子さんが励ましてくれる
まだ何かあるか？
３年間一人で頑張っていた背中まんでカッコ良かったわいね
一徹の一言に嬉しくて
一徹を思わず抱きしめる徹ちゃん
